モラハラ気質な工務店
以前の記事にも書いたとおり、我が家は、玄関のはたきのところに、備え付けのベンチをつけました。
下には、砂利を敷き詰める予定です。
この砂利について、見積もりには項目はないし、家が建ってから私たちで、勝手に玉砂利を調達して勝手に敷き詰めればいいかなと思っていたのですが、
工務店の社長から先日、
「ベンチ下の砂利の仕様について指示をお願いします。」
とLINEで連絡がありました。
LINEを見て、私も夫も
『費用に入ってたんだ、そこだけは、私たちの要望ちゃんと聞いてたんだ』と、驚きました。
本来だったら、設計の打ち合わせの段階で「こういう玄関にしたい」と言ってあったのだから、反映されていて当然なことかもしれませんが、
いかんせん、今までの仕事っぷりでは、『まぁ、砂利まではやってくれないだろう』と、そう思っていました。
夫と相談して、砂利は、『濡れてなくても黒光りするタイプの石がいいな』となり
社長のことだから、イメージを伝えても、頓珍漢な石を調達しそうなので、
ネットで、色々調べて、イメージに一番近いものが「那智黒風採光石」だと分かり、品名を工務店社長にLINEしました。
すると、社長からは、「大きさはどうしますか?」と
私も夫も、石の大きさなんて、詳しく分からないので、またもやネットで検索したところ
同じように、玄関の下駄箱下に黒玉砂利を敷いている素敵なお家の画像が見つかったので、
「このくらいの大きさがいいです」
と画像をLINEすると、
社長からは、
「写真では、分かり兼ねます」
との連絡。
またもや、ネットで調べ、写真の大きさは、だいたい15分くらいかな?と推測し、
「15分でお願いします」
と連絡すると、
「45ミリくらいですかね?大きすぎませんか?」
との返事が、、、
夫は、このやり取りにムカつきながら、
「これでお願いします」
と押し切りました。
なんというか、工務店の社長、
揚げ足取りというか、、
自分を優位に立たせたいのか、自分からは提案しないくせに、こちらが調べて回答しても、否定してくる
工務店の社長とやりとりすると、ムカついてくるし、どっと疲れます。
本来だったら、画像を見て
工務店の社長の方から、
『画像で見ると、○ミリから○ミリくらいの物に見えますが、何ミリのものがよろしいですか?』
とか、
『一般的に、玄関に敷かれてる砂利は、○ミリのものが多いですが、どうですか。」
とか、言ってもいいと思うんです。
まがいなりにも、一般人の私たちよりは、工務店社長の方が知識はあるはずなんだから、そのくらいの提案しろよ、ガキの使いじゃないんだから
と言いたいです。
それにしても、この揚げ足取りな言い方
モラハラ気質の人に多いんですよね。
常に後出しジャンケンで、相手が先に出したことにイチャモンをつけるスタイル。
商売向きじゃないね。
商売って、どんな種類の商売でも、
〈『客を気持ちよくさせる』ことに価値が生まれる〉
ってことが共通して言えると思うんです。
料理屋は、美味しい料理とおもてなし、店の雰囲気で、客を気持ち良くさせる
アパレルは、客の好みの衣服、ディスプレイ、店の雰囲気、接客を通じて、客を気持ち良くさせる
いい商品だけじゃダメ。
いい商品を地べたに置いて、さぁ買って!
じゃ誰も「気持ち良く買えない」
美味しい料理でも、料理人が客にダメ出ししたり、お給仕さんの接客態度が悪かったら、「気持ちよく食べられない」
まぁ、工務店の仕事って、常連客を作る必要があまりないから、(一生のうちに何棟も家を建てる人なんてあまりいないもんね)
『家自体がしっかりしてれば文句ねーだろ』
ってなるのかも。
でも、言い方を改めるって、無料でできることだと思うんです。
客を立てて、自分がきちんと根回しして、準備して、最高の家を最高の気分で買ってもらう。
家自体は、経費がかかるけど、
言葉には、経費はかからない。
客も気分が良くなれば、オプションを追加するかもしれない。
誰だって、物自体の価値しかなければ、ギリギリまで値切りたくなる。
でも、高級店のような、心地よさまで提供されたら、値切る気持ちは起こらない。
ここまでやってくれたお店だからと、恩を感じて、オプション追加もあり得る。
そういったことを考えると、「客を気持ち良くさせる」って無料でできることなのに、その効果は絶大だと思います。
逆に言うと、この工務店の社長は、相当、損な性格だと思います。
この工務店が、家(商品)自体はいいのに、いつまでも零細企業なのは、それらが原因なのかなと思います。