工務店とのトラブルあれこれ①
ハウスメーカーとのトラブルでよく聞くのは、
「営業には伝えたけど、現場に反映されなかった」
「営業は費用変更なしでできると言ったのに、結局予算を上げないと出来なかった」
などの、意思疎通の齟齬によるものが多いです。
間に人が入れば、入るほど、伝言ゲームのように意図が通じなくなっていくものです。
中には意図的に、意思疎通の齟齬を生じさせる悪徳業者もいると思います。
私達の選んだ工務店は、
50代の社長が設計から現場監督まで全て1人でこなし、事務員は奥さん1人です。
大工さんは、普段から頼んでいるところに依頼しています。なので、どこの誰か分からない大工さんが来ることはないとのこと。
なので、
「ここなら意思疎通の齟齬は生じないだろう」とタカをくくっていました。
まさか、家づくりをしていく上で最重要人物である、この社長が、話の通じない人だとは思ってもみませんでした。
最初、あれ?と思ったのは、社長の提案してきた設計図でした。
この工務店は、設計料は20万円で、5回まで設計図の手直しが可能でした。
しかし、どの提案も、しょぼい。しょぼすぎる。
しょぼいのは、センスのせいもある。
50代のおっさんだし、センスがないのは仕方ないので、夫と私で図面を作成して、このようにして欲しいとお願いしました。
何十件も、展示場から中古住宅まで様々な家を見てきたお陰で、自分達の望む間取りと予算に合う間取りの折り合いのついたものが、夫婦共通でイメージで持てていたので、夫婦で話し合いながら、予算に合う理想に近い間取りをスムースに描き上げられました。
社長に設計図を見せると「あぁ、こういうのね」「分かりました、これを元にして、私なりのアレンジを加えてみたいと思います。」と言って、
後日、私達の設計図をもとに、社長が改良(改悪)したデザインを出してきました。
私達の要望では、
「風呂場脱衣所の近くにサンルームを設置して、洗濯物をサンルームで干したい。
共働きなので、急な雨でも、そのまま干しておけるので」
と伝え、私達が考えた間取りでは、北西角に脱衣所がくるので、西側に面してサンルームが来るように、西側の廊下突き当たりからサンルームの出入り口を設けましたが、
社長の設計では、サンルームが北側になっていました。
日の当たらないサンルーム、、、
見た瞬間、「えっ?」と言うと
社長は
「上等な服は陰干しするものです。木も同じで急に乾燥させたものより、自然にじっくり乾燥させたものの方が狂いが少ないんです、うんたらかんたら」とのたまってきました。
いや、バカか?
『上等な服ならクリーニングに出す!普段着の話をしているんだ!!』
『洗濯物干したことないのか??真冬に真北のサンルームで、洗濯物干してみろ!!』と喉まで出かかりましたが、グッとこらえ、
結局、自分達の設計図のまま進めてもらいました。
設計料って一体、、、