田舎で平屋を建てました

我が家の家づくりと、生活について綴っています

工務店へのダメ出し

 

なんと言いますか、、

 

工務店の社長の仕事を見ていて、

 

社長と私とは親子ほどの年の差があり、そして、私の勤める仕事とは全く業種も違うのですが、

 

そんな素人、年下の私から見ても、ダメ出しが出ちゃうのが、本当に切ない気持ちになります。

 

工務店の社長のお父さんの代までは、材木商をやっていたとのこと。

社長は、大学卒業後、やりたい仕事もあったけれど、親のたっての希望から、稼業を継ぎ、そのうち材木商だけでは成り立たなくなってきたので、二級建築士の資格を取って、社長の代から工務店を始めたのだとか。

 

 

うん。まさに、外で働いたことない、お山の大将タイプ。

 

先代のお父さんも、仕事の基本を教え込まなかったのかもしれません。

もしくは、うだつの上がらない社長のことだから、材木商と工務店では違うんだ!と突っぱねたのかも。

 

 

とにかく、私も仕事では中間管理職、上司もいて部下も持つ身ではありますが、こんな社長みたいな人が上司だったら、二度と一緒に仕事したくないですし、

こんな部下だったら、本当にゾッとします。

 

 

私自身は、客商売な業種ではないのですが、

 

まず、部下が、客のところに、ガムを噛みながら営業に行ったりしたら、気合いを入れてやるしかないなと思います。

 

それを50代の社長がやってしまうのだから、もうこの工務店の行く末が見えます。

 

 

客商売じゃなくても、私の勤め先で、ガム噛みながら仕事してる人なんて1人もいません。

 

 

施主に、くちゃくちゃガム噛みながら、話をするなんて、社会人として以前に、人として失礼にも程があります。

 

 

 

 

次に、センスのなさ、不勉強。

 

設計士として、耐震免震の計算は最低限できるのでしょうが、

間取りのセンスの酷さは、本当に酷い。

 

 

あんた、二度と客から設計料取らない方がいいよ。あなたの、考える間取りにその価値はない。

 

と言ってあげたい。

 

他の工務店では、センスの良い設計士さんが、無料で何枚でも設計してくれたり、

設計から有料のところは、そこのブランドとして、間取りやデザインが成立していたりします。

そういう会社は、自社の住宅展示もあって、それに憧れて来るお客さんだから、デザイン料として取れるのであって、

 

あなたの工務店では、展示場はないし、社長自身に美意識はないので、客に言われたままの、そして、金額に応じた、それなりの家づくり。

ホームページにあるOBの家を見ても、「おっ!これはどこどこのだね」と分からない。

作る家に共通点、工務店のこだわりは一切ない。

 

そこが、いいところでもある。

 

 

おそらく、他の工務店では、工務店のこだわりのせいで、客の要望通りにはいかないところが多々あるけど、

この工務店なら、家づくりの見た目や間取りにこだわりがないから、本当に要望通りの間取りを通してくれる。そこが逆に強みだと思う。

一点物の家が作れる。

本当の注文住宅。

 

 

でも、デザインで、お金を取るなら、もっと勉強して、もっとセンスを磨かないとダメ。

 

 

 

 

あと、社長自身が家を建てたことがない

 

これが、本当に致命的。

 

もともと、社長は、人の話を聞いて、その意図を汲み取るだけの、ヒアリング力が、普通の人よりもはるかに低いんだから、

 

相手の立場を想像して、先回りしたり、手配したり、説明したりって全く出来ない。

 

せめて、自分も施主の経験があれば、

こういう時、業者から説明欲しいな

こういう配慮は嬉しいな

って体験した方がいい。

 

 

まぁ、こんなところで、ダメ出しを書いても、社長には届かないし、届いても届かなくてもいいんだ。

 

私自身、仕事をするときには、お金をもらうだけの技術を身につけること、相手の立場に立って先回り、配慮の行き届いた仕事を出来るようにすることを心がけていきたいと思います。