工務店とのトラブルあれこれ⑦
もうすぐ、引き渡しという時に、またもやトラブルが起きました。
家の木工事とクロスが終わり、あとは照明とキッチン、洗面台、トイレなどの設備機器が入るだけという段階まできました。
すると、社長からLINEで
「洗面台の鏡の高さは、どうしますか?
標準であれば、鏡の上端が床から180センチで、そこに設置すると、手洗い器から鏡の下端までが45センチになります。」
と連絡がきました。
私たちが選んだ洗面台は、サンワカンパニーのプレーンVアップライトというものでした。
洗面台と鏡は繋がっておらず、収納つきの鏡を直接壁につけるタイプのものです。
鏡と手洗い器までが45センチと言われても、全く想像がつかなったので、夫が建築現場へ行きました。
現場では、脱衣所に洗面台だけは設置されている状況で、あとは鏡をどこにつけるかという状況だったのですが、
鏡をつけるところの壁に四角い小さな穴が空いていました。
工務店社長は、現場にいなかったので、現場にいた、電気照明の下請け会社の人に穴のことを聞くと、一般的な洗面化粧台のように鏡にコンセントがついているものだと思って、コンセントの配線の穴を開けてしまったと、夫に説明したそうです。
測ってみると、上端が180センチの高さに鏡を設置すると、コンセント穴は鏡に隠れます。
サンワカンパニーに、鏡の取り付け位置について聞いてみると、サンワカンパニーのショールームでは、鏡の上端は床から190センチなのだそう。
ただ、それはショールームは広いから180センチのところにつけると、こじんまりした印象になってしまうためで、サンワカンパニーではこの鏡の取り付け位置の標準はなく、どこにつけてもいいとの回答でした。
夫は、
社長が「標準は180センチ」と言ってきたのは、コンセントがついてない鏡だと知らずに穴を開けてしまったのを、鏡で塞いでなかったことにしようとしてるんじゃないか?と思い
工務店社長に、
「この穴は、何ですか?」
と上の写真と、一緒にLINEしました。
社長は
「コンセントの穴です」
と言うので
さらに夫が
「社長のいう高さに鏡を置くと、コンセントの穴が隠れませんか?」
と聞くと
「申し訳ございません。穴の位置をずらさせて頂きます」
と、やっと白状しました。
夫は一旦、家に帰ってきたのですが、社長が現場にまた来て欲しいと言うので、再度夫が現場に向かい、社長からの説明を聞くと、
まあ、社長は謝る気ゼロで
言い訳ばかり
「一般的な洗面化粧台には、コンセントが付いてるものでして、穴自体は開けるしかないです」
と、位置を間違えたことについては、触れずに
「穴を開けたのは施工を間違えたわけではない」
の一点張りでした。
夫がしつこく「穴を開けることは間違ってなくても、開けた位置は間違ってますよね?洗面台の鏡の仕様に合ってないですよね?」
と、何度も何度も聞き返して、やっと、
「はい」
と言ったそうです。
社長は、穴を塞ぐのに、クロスのやり直しも、要望があればやると言ってきましたが、今後、洗面台を取り替える時期が来ても、結局は隠れる場所だし、これ以上工期が延びるのは嫌なので
塞ぐ穴の部分に、断熱材をちゃんと入れることだけ約束してもらい、コンセント穴の位置を鏡の下にくるように開け直してもらうことで、決まりました。
「一般的な洗面化粧台は、、、」なんて言い訳するなら、
注文住宅やめた方がいい。
注文住宅で、施主が選んだ設備機器の仕様を確認しないなんて、信じられない。